平均差枚の見方

平均差枚の計算方法、外れ値による偏り、中央値や勝率との違いを解説します。プラスの平均だけで判断しないための確認項目をまとめました。

平均差枚が表すもの

差枚は、一般に払い出された枚数から投入した枚数を引いた増減を表します。平均差枚は、対象となる台日の差枚を合計し、件数で割った値です。10台日の合計がプラス5,000枚なら、平均はプラス500枚です。ただし、データ元によって差枚の算出方法や集計の締め時刻が異なる場合があります。分析前に、実差枚か推定差枚か、閉店時点か取得時点かを確認してください。同じ名前の指標でも計算条件が違えば、単純には比較できません。

大きな一日が平均を動かす

平均差枚は全件を一つの値にまとめられる反面、大きなプラスやマイナスの影響を強く受けます。9日がマイナス500枚、1日がプラス9,500枚なら、平均はプラス500枚ですが、勝った日は1日だけです。この場合、平均だけを見ると安定してプラスだったように誤解します。最大値と最小値、勝率、中央値を並べると、平均が多数の結果を表しているのか、一部の大きな結果に支えられているのかが見えます。

中央値と分布を一緒に見る

中央値は、差枚を小さい順に並べたとき中央にある値です。極端な結果の影響を受けにくいため、普段の一日に近い位置を確認できます。平均がプラスでも中央値がマイナスなら、少数の大きなプラスが全体を押し上げている可能性があります。また、プラス1,000枚以上、マイナス1,000枚以下の割合を分けると、結果の広がりも分かります。機種ごとの荒さを比べるときは、平均だけでなく分布を確認します。

期間と稼働量を確認する

7日平均と60日平均では、反応の速さと安定性が違います。短期平均は最近の変化を早く示しますが、偶然の影響が大きくなります。長期平均は安定しやすい一方、最近の変化を薄めます。さらに、回転数が少ない台日を同じ一件として数える方法と、回転数で重みを付ける方法でも結果は変わります。画面上では期間、台日数、総回転数を確認し、目的に合う集計かを見てください。複数の平均を比べる際は同じ除外条件を使い、ゼロ回転の台を含むかどうかも確認します。集計条件がそろって初めて、期間同士の増減に意味が生まれます。